[病院代表]
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[地域医療連携室]
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リハビリテーション科は主に脳神経・筋・骨格系の疾患により生じた移動・身の回りの動作等の障害に対して、失われた機能の回復を促すとともに、残された機能を最大限に引き伸ばすための治療を行い、患者さんが家庭復帰や社会復帰ができるよう施療しています。対象となる患者さんの関連診療科は、脳神経内科、脳神経外科、整形外科、 呼吸器内科、外科、循環器内科などです。また、神経筋難病治療の専門施設でもあるため、治療・検査・レスパイト目的に入院した患者さんのリハビリも行っています。 医師・看護師・薬剤師・栄養士・検査技師等の多職種と連携をとり、チーム医療を実践 しています。 スタッフ構成はリハビリ科医長1名、理学療法士10名、作業療法士5名、言語聴覚士3名、助手1名です。施設基準としては、脳血管疾患等リハビリ(Ⅰ)、運動器リハビリ(Ⅰ)、呼吸器リハビリ(Ⅰ)、心大血管リハビリ(Ⅰ)、がん患者リハビリなどの施設基準を取得して います。 平成28年8月から地域包括ケア病棟でのリハビリ、平成29年6月からは訪問リハ を平日の午後に実施しています。

理学・作業療法

運動療法、作業療法(日常生活訓練等)、装具療法などがあり、患者さんの状態に合わせ、これらの治療法を組み合わせ効果的に実施しています。さらに、神経筋疾患や術後等の呼吸機能低下に対して呼吸リハビリ、意思伝達装置の導入等も他部門と連携を取りながら取り組んでいます。

言語聴覚療法

病気やケガのために、ことばによるコミュニケーションが不自由な患者さんに対して、その機能の維持・向上を目的として施療しています。また、摂食・嚥下(飲み込み)の問題にも専門的に対応しています。言語療法では、発声障害、失語などことばの訓練、それらに対する相談を受け付けています。発語と密接に関わる嚥下障害や失語以外の高次脳機能障害に対する施療も行っています。 当院の特徴は、LSVT LOUD*の認定資格者もおり、神経難病における音声・構音障害に対しても積極的なリハビリを実施しています。また、摂食・嚥下障害に対しても、嚥下機能検査や実際の食事場面を通じて、食事形態調整や内服方法の提案などもしています。 (注:LSVT LOUD:「大きな声を出す」ということに意識を集中し、パーキンソン病で生じ やすい小声などの言語症状の改善が期待できる訓練プログラム)