診療放射線科では、CT・MRI・乳房撮影など最新の撮影装置を用いた画像診断、核医学検査、血管内治療など、医療現場で求められる様々なニーズに対応しています。

検査機器紹介

X線CT装置 Aquilion PRIME(東芝)

当院のCT装置(画像1)は、80列(160スライス)検出器のマルチスライスCTです。1回転最短0.35秒で撮影できるため、検査時間の大幅な短縮と同時に高水準の検査を行うことが可能です。さらに、高性能の画像処理装置(ワークステーション)、造影剤自動注入器(インジェクタ-)および炭酸ガス注入装置を備えており冠動脈CT(画像2)や大腸CT(画像3)などの検査が可能です。被ばく線量が従来装置より最大75%減少できることや、780mmの広い開口径で圧迫感が少ない点など患者さんに優しい装置となっています。

画像 1.CT装置外観
画像 2.冠動脈CT
画像 3.大腸CT

MRI装置 Ingenia 1.5T (PHILIPS)

MRI検査は強い磁力を用い、身体のあらゆる断面を撮影できます。病巣の位置や形態などを詳しく知ることができ、放射線被ばくがありません。H29年7月に更新したMRI装置は従来の装置とは異なり、RFコイル内でMR信号をアナログからデジタルに変換する初めてのMRI装置です。安定した高画質を提供することができます。また、大口径マグネットを採用することで、検査時の圧迫感が軽減し、より快適な環境で検査を受けていただくことができます。 さらに、腫瘍・膿瘍・脱髄疾患の鑑別に有用である、脳代謝活動の解析(MRスペクトロスコピー)も可能となっています。

画像 1.MRI装置外観

血管撮影装置 AXIOM Artis dTC(SIEMENS)

血管造影検査は、FPD(フラットパネル)を用いた画像撮影システムです。血管造影とは動脈や静脈にカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤を注入してX線撮影を行い、血管の病変、腫瘍性の病変を診断する検査です。血管の病変に対して、血管造影が最も決定的な診断情報になりますし、腫瘍に対しては、腫瘍の血流支配や病変の広がりを知る目的で行われます。この装置では、画質が格段に向上し、造影された血管の辺縁がクリアーに描出でき、従来は描出できなかった微少な血管まで撮影可能となりました。操作自体の作動スピードも速くなっており、安全かつ迅速に心血管造影ができるようになりました。

画像 1.血管撮影装置外観

SPECT‐CT Symbia T2(SIEMENS)

H29年7月に核医学検査装置(SPECT-CT)を更新しました。核医学装置と診断用マルチスライスCTを統合したSPECT・CT装置です。CT検査と、従来の核医学を合わせた全身領域の検査を1回で行うことが可能となりました。(画像1、2)それにより、診断能と検査効率が飛躍的に向上し患者さんの負担が軽減されます。当院における主な検査として、骨シンチ、腫瘍シンチ、脳血流シンチ、肺換気・血流シンチ、心筋シンチ等があります。

画像 1.SPECT-CT装置外観
画像 2.骨シンチグラフィと脊椎CTのフュ―ジョン
画像 3.肺血流シンチグラフィと胸部CTフュ―ジョン

CR撮影装置(FUJIFILMメディカル)

CR装置とは 従来のフィルムを使った撮影システム(スクリーン/フィルム撮影法)に変わりIP(イメージングプレート)というX線検出板を使用して撮影します。 このIPを用いてX線撮影を行った後、レーザー光で画像情報を読み取り、デジタル情報としてコンピュータに取り込みます。CRから得られた画像の特徴は、デジタル画像で表示しているため、撮影後に病変部をより鮮明に加工(画像強調処理として階調処理・周波数処理)及び編集(計測・拡大など)ができることです。このように各種画像処理した後、電子カルテ上に配信します。

画像 1.X線撮影室(CR撮影システム外観)

X線TV装置 Winscope 6000(東芝)

当院のX線TVは、FPDを搭載した装置です。デジタルで撮影された画像を院内のネットワークに転送し画像サーバーにて検索できます。また、34cm×34cmの広い視野を持ち、パルス透視機能により目的部位の効率的な検査ができるので透視時間の削減につながり、術者・被験者の被曝低減に大きく貢献します。そしてテーブル天板面を床上48cmまで降下することができるバリアフリー設計になっています。車椅子やストレッチャーへの移動・移乗方法が容易になり医師・看護師は勿論、患者さんの負担を軽減することができます。

画像 1.X線TV装置外観